外壁の選び方・セルフチェックの方法等
色の選び方
同物件でも屋根や外壁の色によって印象が大きく変わります。
色選びの際には、画面上と実際の印象が違う特性を説明しながらシミュレーターを用いてお客様の好みのイメージをできる限り反映させます。
使っている塗料
外壁塗装で使っている塗料は下記のものになります。それぞれの特徴も書いてありますのでご覧ください。
シリコンプランで使う塗料
塗料の特徴
期待耐用年数:8~10年
- 低汚染性:緻密な塗膜構造により、外観の汚染を防ぎます。
- 防カビ、防藻性:カビや藻などの微生物汚染を防ぎ、外観を清潔に保ちます。
- 追従性:微細なひび割れに追従し、雨水の侵入を防ぐ弾性を有しています。
- 浸透性:湿気を逃がす事で塗膜の膨れや内部結露を防ぎます。
プレミアムシリコンプランで使う塗料
塗料の特徴
期待耐用年数:12~14年
- シリコン塗料が有している低汚染性、防カビ、防藻性、追従性、浸透性を更に高いレベルで兼ね備えています。
- ラジカル制御という特殊な性質を持っており、天候や気温の変化に強く、長期間にわたってお家を守ってくれます。
フッ素プランで使う塗料
塗料の特徴
期待耐用年数:15~20年
- 両シリコン塗料を凌駕する超低汚染性と超耐久性を特徴としており、特殊技術であるセラミック複合技術により、従来にない超低汚染性を実現している塗料です。
- 防カビ、防藻性と浸透性も備えており、微生物汚染を防ぎながら内部結露の防止にも役立ちます。
外壁塗装の塗り替え時期の平均
立地環境によって違いがありますが、住宅地の戸建てで8~10年ほどと言われています。海沿いや工業地帯ですと5~7年ほどになります。
自分でできる外壁の寿命の3つの見極め方
外壁の寿命を見極める際のポイントは以下のとおりです。
ポイント1 取り合い(継ぎ目)部分のコーキングの表面の割れ
取り合い(継ぎ目)部分のコーキングの表面が割れてきだしていないかをチェックします。ひび割れがある場合は緊急性は低いですが、そろそろ外壁メンテナンスの検討を始める一つの指標にしてください。
ポイント2 外壁本体にひび割れ
外壁本体にひび割れが入っていないかを点検します。大半が構造上の問題に起因するひび割れです。入る場所やひび割れ自体の幅の広さにより緊急性が高い(直接的に雨漏りの原因となる)場合があります。是非一度ご相談ください。
ポイント3 外壁を触った際の汚れ
外壁を触ると手に汚れが付くか確認します。ついてしまった場合チョーキングという現象が起こっている状態です。 塗料自体の低汚染性、防カビ、防藻性といった外壁を保護する性能が経年劣化により著しく低下している状態ですので塗り替えを行ってください。
これらのポイントを総合的に確認し、専門家の目で判断することが重要です。塗膜の劣化や外壁への汚れ付着、ひび割れやシーリングの状態など、複数の要素から外壁全体の寿命を見極める必要があります。
早期発見と適切な時期の塗り替えが、外壁の長寿命化や住まいの資産価値維持につながるのです。定期的な確認をおすすめします。もしご自身での判断が難しい場合は、お問い合わせいただけましたら現地調査に伺います。
外壁の寿命を長くする方法
外壁の寿命を長くするためには、以下の点に注意を払うことが重要です。
- 定期的な点検と早期対応 専門家による定期的な点検を受け、劣化の兆候が見られた場合は速やかに補修や塗り替えを行います。放置するとさらに劣化が進行します。
- 適切な塗装サイクルの維持 通常8~10年を目安に塗り替えを行います。耐久性の高い塗料を選ぶと塗装サイクルが延びます。時期を逃さず塗り替えることが大切です。
- 塗料の品質と下地処理 高品質な塗料を使用し、下地処理を十分に行うことで、塗膜の付着力が高まり、長期的な耐久性が得られます。
- 維持管理の徹底 雨どいの詰まりや排水不良、コーキングのひび割れなどがないか、こまめに確認し対処することが重要です。
- 環境対策 工場地帯や海沿いなど、過酷な環境では早めの塗り替えや補修が必要です。また、植栽の剪定なども心がける必要があります。
このように、定期的な点検と適切な時期の塗り替え、維持管理の徹底を心がけることで、外壁の寿命を大幅に延ばすことができます。コストをかけずに住まいの資産価値を維持できる重要な対策です。